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株式会社名古屋画廊
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展覧会のご案内

 

企画展開催スケジュール

企画展開催スケジュール
 
2019年9月6日(金)-9月24日(土) 庄司 達 展
2019-07-01
布-波打つ空間
 
庄 司  達 展 
SATORU SHOJI
布-波打つ空間
9月6日(金)-9月24日(火)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 
 
レセプションご案内
初日 5:30p.m.-7:00p.m.
庄司先生を囲んでささやかなレセプションを
開催いたします。
皆様のご来駕をお待ち申し上げます。
 
波打つ布の空間へ
 私は1968年の個展で、ハンカチ状の布を拡大して糸で吊ったり引っ張ったりして、布が作り出す弛みや張りを生かした造形を空間として発表した。布は自分では自立しない。何かの物体や構造的支持があってはじめて、布の特質を発揮することが出来る。そのことは布がその周囲の空間的存在に反応する素材でもあると考えてきた。
 私の制作のテーマは空間表現である。初期には彫刻芸術との対比として、さらに空間そのものへの表現へと拡大していき、最近は観客が立ち入ることの出来る空間、環境としての空間表現へと、その視点が大きく変化した。そのため、木材による布への支持や竹材のしなやかさを加え、大きなスペースに対応した柔軟な構造の空間を可能にしている。
 2014年からは、一転して初期の糸と布だけの造形で、内部空間を含んだ緩やかな布の表面の変化に着目している。一枚の大きな布を糸で吊り上げて行き、どのような空間になるのか、実験的態度の展示の先に、新しい波打つ空間の出現を楽しみにしている。          庄司 達     
 
略歴
1939/京都市生。 名古屋市で育つ。 62/京都市立美術大学彫刻科卒。 68~92/桜画廊個展(16回)。 68~11/galerie16 個展(京都)。 79/名古屋市芸術奨励賞。 95/浮かぶ布庄司達展(新潟市美術館)。 98/久野真・庄司達展(愛知県美術館)。 99 ~10/名古屋芸術大学教授。 10/庄司達展(碧南市藤井達吉現代美術館)、愛知県芸術文化選奨文化賞。 13・16・19/個展(名古屋画廊)。

 

 
 
 
2019年8月2日(金)-8月31日(土) 石川 九楊 展
2019-07-01
《妻へ》 2019年 墨、和紙
 
石 川 九 楊 展 
KYUYO ISHIKAWA
-書は筆蝕の美である-
8月2日(金)-8月31日(土)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 
休廊:8月10日[土]~18日[日]および4日[日]、25日[日]
名古屋画廊作家在廊日:8月9日[金]4:00p.m.-6:00p.m.
           8月28日[水]2:00p.m.-6:00p.m.
 
【関連講演会】書の見方」 講師:石川九楊
8月3日[土] 5:30p.m.~6:30p.m. アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
古川美術館・分館爲三郎記念館 特別展「第二楽章~書だ!石川九楊」展
8月3日[土]-10月6日[日]’19 10:00p.m.~5:00p.m(入館は4時30分まで) 月曜休館(祝日の場合翌休日)
石川九楊講演会:「書ほど面白いものはない」 ※要予約
日時:9月19日[木] 1:30p.m.~3:00p.m. 参加費:500円(別途2館共通券必要)
場所:ルブラ王山 申し込み:電話、古川美術館フロントにて先着順
 
なぜ、いま「書」なのか― 石川九楊展の開催にあたって
 石川九楊先生によれば、東アジア漢字文明圏において書は美術であるよりむしろ文学に属するという。美術は書から派生。ゆえにわが国で絵画は洋画や現代
アートでさえ文学として読まれてしまいがちだとか。一方、アルファベットという声音文字をもつ西洋では、音楽から美術が派生。そのため純粋な造形が成りたつのだという。
 「筆尖と対象との間の接触と抵抗と摩擦と離脱であるところの筆蝕に従って思考しつつ詩や文はつくられていく。いわば、筆蝕が思考するのだ。…おそらく、『書は筆蝕の美である』ととらえれば、書についても文学についても、数々の疑問は氷解するはずである」。ワープロ文字全盛のこんにち、まして千年もの昔から世界で唯一3種もの文字、すなわち漢字に加え平仮名とカタカナを駆使する私たち日本人であってみれば、今こそ「書」を見直さなければならない。
 石川先生は、執筆や講演などのときと書の制作のおりでは使う脳がちがうと言う。そして、講演などのあとで制作はしづらく、その逆ならじゅうぶんに可能だとのこと。あくまで書が優位に立つということか。
 かつて「一流の思想家で二流の詩人」と評される作家がいた。だが、この度は古川美術館さんと私どもの二会場において、超一流の書家と超一流の思想家が一如となった世界が開示されるのである。     中山真一
              
略歴
1945年福井県生。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授(同大学文字文明研究所所長等を歴任)。2017年 書だ!石川九楊展(上野の森美術館)。現在、書家、評論家、同大学客員教授。主著:『書の終焉』1990年〈サントリー学芸賞〉。『中國書史』1996年。『日本書史』2001年〈毎日出版文化賞〉。『筆蝕の構造』2003年。『近代書史』2009年〈大佛次郎賞〉。『二重言語国家・日本』2011年。『日本語とはどういう言語か』2015年。『石川九楊著作集』全12巻2017年。

 

 
 
 
2019年7月19日(金)-7月27日(土) 久野 真 展
2019-07-01
《月と封筒》1993年
久 野 真 展
SHIN KUNO
-本質・普遍・抽象考察-
7月19日(金)-7月27日(土)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
 
【関連講演会】「 現代美術作家 久野真と私の五十年」講師:宮崎保光
7月20日[土] 11:00a.m. ~12:00p.m. アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
久野真展 -Metal Works- 7月23日[火]-9月1日[日]’19刈谷市美術館 http://www.city.kariya.lg.jp/museum/
 
現代絵画作家久野真のこと             
 現代絵画を、名古屋を拠点として、先進的に制作し世界的に評価された久野真が没してから20年になる。戦後直ぐに、私塾で絵画の指導を受けてから、50年の交流を通じて、多くのことを学ぶことができた。芸術と宗教は、人間の生き方について、大切な方向を授けてくれる。久野真の生きた20世紀は、2つの世界大戦もあり、激しい時代変化の時期であった。科学においても、芸術においても、思想的にも、具象から抽象考察への、黎明期から展開期であった。本質を掘り下げ、より普遍的なものを求めるとき、抽象考察と表現が生まれる。
 20世紀前半に、ヨーロッパで試みられた抽象絵画が、後半、戦後、アメリカにおいて、抽象表現、アンフォルメルの世界が展開され、現在に繋がっている。戦後出会った久野真の30歳前後は、まさに、そうした激動の芸術の時代であった。日本において、先駆けて、具象から抽象絵画へと制作を試み、1950年代には、石こうを使ったコラージュ的作品、1960年代には、鉄鋼、ステンレスを用いた直線構成の無機的抽象表現、その後、より人間性を深めた、暖かみを感じさせる曲線構成の有機的表現が示されてきた。戦後の変化の激しい社会のなかで、人々に、個性的に強く訴えてきた。これからの高度情報化社会に、芸術面から、多くの、指針を与え続けてくれると思う。        宮崎保光(愛知工科大学名誉教授)
              
略歴
1921/名古屋市生。61/ピッツバーグ国際美術展(カーネギー財団主催)。 61~98/個展(東京画廊11回)。 61~93/個展(桜画廊9回)。 64/現代日本美術展(ワシントン・コーコラン美術館)。 65/新しい日本の絵画彫刻展(サンフランシスコ美術館)。 69/日本作家によるドローイング展(ロサンゼルス市立美術館、サンフランシスコ市立美術館)。 73/個展(ビリアーズ画廊、シドニー)、日本現代美術展(N. S. W.州立美術館、シドニー)、個展(リアリティ画廊、メルボルン)。 86/瞑想と戯れの抽象絵画展(奈良県立美術館)、日本現代美術展(台北市立美術館)。 98/久野真・庄司達展(愛知県美術館)。98/逝去(78歳)。所蔵:東京国立近代美術館、愛知県美術館、大原美術館、ニューヨーク近代美術館、カーネギー美術館ほか。
 

 

 
 
 
2019年4月17日(水)-5月11日(土) 上 田 薫 展
2019-04-01
《サラダE》 2014年
 
上 田 薫 展
KAORU UEDA
-絵は「目の錯覚」-       
4月17日(水)-5月11日(土)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 
休廊:日祝および4月27日(土)~5月6日(月)

【関連講演会】「写真から絵画への旅―三尾公三と上田薫」 講師:佐々木豊
4月17日[水] 15:30 ~16:30 アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
90歳の超リアル作家-絵は「目の錯覚」
――ずっとリアルな絵を描き続けておられますね。
上田薫:「本当はリアルじゃないですよ。抽象絵画です。生卵が割れて、中から黄身や白身が落ちている瞬間を描いたシリーズがありますが、そんな瞬間誰にも見えない。しかも、撮影のときは、100個も200個も割って、白身に、窓枠とかいろんなものが映り込むようにしています。シャボン玉やゼリーなども同じです。写真を撮るときから作っていて、リアリズムとはすごい違うんですよ。まあ、抽象画でもリアリズムでも、描くときにはどっちでもいいんですが。絵空事っていう言葉がある通り、絵は人間の錯覚を利用したいかさまなんですよ」
『朝日新聞』(デジタル版2019年1月10日)インタビュー:大西若人(編集委員)

              
略歴
1928/東京都生。54/東京藝術大学卒業。56/MMG社ポスター国際コンクール<国際大賞>。58/個展(南画廊)。72~77/ジャパン・アート・フェスティバル<75/優秀賞>。74/日本・伝統と現代(デュッセルドルフ美術館)。75・76現代日本美術展<75/東京国立近代美術館賞76/群馬県立近代美術館賞>。75・78/安井賞展。77~84/国際形象展。79~84/明日への具象展。84~88/具象絵画ビエンナーレ。2000/日本美術の20世紀(東京都現代美術館)17/上田薫展(神奈川県立近代美術館葉山)18/上田薫展(名古屋画廊)
 

 

 
 
 
2019年4月5日(金)-4月13日(土)  三岸節子|花|小品展
2019-04-01
《花(ヴェロンにて)》 油彩・キャンバス
 
没後20年
三岸節子|花|小品展

-花より花らしく-
同会期併催(2階会場)織田廣喜小品50選展―えのぐ色の空の下・巴里
4月5日(金)-4月13日(土)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
 
【関連講演会】「祖母・三岸節子のこと」 講師:三岸太郎
4月6日[土] 14:00 ~15:00 アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
花より花らしく     
一茎の花を咲かせるにも、たえずそそがれる愛の心がなくては満足な開花はありません。一枚の作品を描きあげるにも、水を、肥料をやり、雑草をのぞかねば美しい花を見ることができぬと同様、満足な作品はできないと信じてをります。
 ただ、美しい花を、あるがままにうつしとるのでは、花のもつ不思議さも、生命も、画面に見出すことは困難でせう。いかほど迫真の技術を駆使しえても、ほんものの、一茎の花に劣リませう。
 花よりもよりいつそう花らしい、花の生命を生まなくては、花の実体をつかんで、画面に定着しなければ、花の作品は生れません。
 つまリ私の描きたいと念願するところの花は、私じしんのみた、感じた、表現した、私の分身の花です。この花に永遠を封じこめたいのです。
 生涯自信のもてる一枚の花を描きたいのです。
         三岸 節子(三岸節子著『花より花らしく』(1977年、求龍堂)「花より花らしく」<1965年>より抜粋)
  
               
略歴
1905/愛知県中島郡小信中島村(現・一宮市)生。21/愛知淑徳高等女学校(現・愛知淑徳高等学校)卒業。岡田三郎助に師事。24/女子美術学校(現・女子美術大学)卒業。三岸好太郎と結婚。25/第3回春陽会展初入選。第3回サンサシオン展「推薦出品」。32/第2回独立展初入選。34/好太郎、名古屋で急逝。39/新制作派協会(現・新制作協会)会員。51/第1回サンパウロ・ビエンナーレ(サンパウ口近代美術館)出品。54~55/滞欧。50年代後半~60年代/「ハニワ」連作から「火の山にて飛ぶ鳥」連作、「太陽讃」連作へと展開。68~89/南仏カーニュ(6年間)、ブルゴーニュ地方ヴェロン(15年間)に在住しながらヴェネチアやスペインなどにも精力的に制作旅行。94/文化功労者。99/逝去(享年94歳)。
 
 

 

 
 
 
2018年1月7日(月)-1月17日(木) 脇田和 小品 展
2018-12-27
≪太陽の中の鳥≫ 0号
 
脇 田 和 小 品 展
―鳥、飛翔のとき―
1月7日(月)-17日(木) ’19
 
略歴
1908/東京都港区青山に生まれる。23~30/滞独・ベルリン国立美術学校に学ぶ。32~36/太平洋画会・光風会・帝国美術院展等に出品。1936/猪熊弦一郎、小磯良平らと新制作派協会を創立。1943/新制作派協会小品展(名古屋美交社)。1947/第1回現代美術総合展(東京都美術館)。52~56/ピッツバーグ国際展、サンパウロ国際ビエンナーレ、ヴェネツィアビエンナーレ、グッゲンハイム国際美術展(パリ国立近代美術館)<日本国内賞>等に出品。1955/第3回日本国際美術展(東京都美術館)<最優秀賞>。1955年ベスト3(読売新聞)に最高点で選出される。1956/第7回毎日美術賞。1959/東京芸大に勤務 68年同大教授 70年退官。1961/春秋会展(名古屋画廊)。1969/現代美術20年の代表作展(東京都美術館)、ホテルナゴヤキャッスルのロビーにモザイク壁画作成。1972/戦後日本美術の展開・具象表現の変貌展 (東京国立近代美術館)。1974/脇田和展1960-1974(セントラル美術館)。1977/日本洋画を築いた巨匠展(神奈川県立近代美術館)。1979/日本近代洋画の歩み展(愛知県美術館)。1982/近代日本の美術1945年以後展(東京国立近代美術館)。85~91/綾杉会展(名古屋画廊)。1986/脇田和展(神奈川県立近代美術館等)。1988/脇田和自選展(名古屋画廊等)。1991/軽井沢に脇田美術館を開館。1992/名古屋画廊創業50周年記念脇田和近作展(名古屋画廊)。2001/名古屋画廊創業60周年記念脇田和の世界展(名古屋画廊)。2005/逝去(97歳)。
 

 

 
 
2018年10月19日(金)-11月2日(金) 矢橋 頌太郎 展
2018-09-15
《VIEW-30》油彩・キャンバス
矢 橋 頌 太 郎 展
SHOTARO YABASHI
-頭上漫々-
10月19日(金)-11月2日(金)
 
レセプション:初日 5:30p.m.-7:00p.m.
皆様のご来駕をお待ち申し上げます。
作家在廊:19(金)、20(土)、27(土)
 
【関連講演会】「 現在と彼方の視角」 講師:矢橋頌太郎
10月20日[土] 10:30 ~11:30 アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
展覧会によせて
 ひとりの画家が、その作品のスタイルを確立するまでには、いくつもの試行錯誤を重ねながら、長い時間を費やし、苦悩の末に自らの画風を手にする。
 矢橋頌太郎の場合。人間の頭部を真上から捉えた一風変わった作品を描く。頭部だけに焦点を当てて描き続ける作家も稀であろうが、それがこの画家のスタイルであり、独自性なのである。だが、それは絵の表面、つまり絵面としての独創
性であって、この画家の心の奥に潜む何ものかを示すものではないだろう。画家とは、その根底に何を置くかによって画家と成り得る。つまり、目に見える事物をどう表現するかも重要だろうが、何を描き、そこに何を託したいかということが、もっとも肝心なことなのだ。矢橋が頭部を描き、そこに込めようとしているものは、頭という姿を借りて、自身の内面を深く見つめようとする精神世界に思いを向かわせることにほかならない。
 この画家の絵画について語るとき、それが基準であり、視点でもある。矢橋という画家が何を見つめ、どこへ向かおうとしているのか、ということである。
 ともあれ、矢橋頌太郎の今後の活動に期待する。そして、多くの人々にその魅力を知っていただきたいと願っている。
               柳原正樹(京都国立近代美術館長)
略歴

1989/岐阜県大垣市生。2011/武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。五美術大学卒業制作展(国立新美術館)。12/現代美術の新世代展〈優秀賞〉(極小美術館、岐阜県)。13/「リアリズムの深層」展(極小美術館)。14・16/個展(極小美術館)。個展(ギャラリーうちやま)。15/富山トリエンナーレ2015 神通峡美術展〈優秀賞〉。ミズマクおおがき2015 Starting Point(スイトピアセンター)。16/宇宙の連環として2016(極小美術館)。17/現代美術の新世代展(極小美術館)。

 
 
 
2018年10月5日(金)-10月13日(土)巨匠にみる「絵とは何か」展
2018-09-15
今西中通《少女》27.3×22.0cm
巨匠にみる「絵とは何か」展 No.20
併催:気になる絵・絵心の絵・一期の絵・展覧会
*出品予定作家
木下孝則、前田寛治、今西中通、山口薫ら。
10月5日(水)-10月13日(土)
 
■…私が初めて今西中通を見たのがいつで、それが中通のどの作品だったかがどうしても思い出せない。ただ、私は画廊をやりだしたそもそもの最初から中通、中通と騒いでいたようで、私のほうは忘れているが、昨年の秋高松で開かれた私のコレクション展のカタログに、土方定一氏が「銀座の現代画廊が洲之内君の経営になってからは、今西中通とか古茂田守介とかマイナー・ポエットの作品をその現代画廊で扱い、自分のコレクションの中に入れていた」と書いている。そういえば、その頃私の画廊に中通のフォーヴィズム風のサムホールの風景や、ピカソの古典派時代を思わせる裸婦の小品が、どうしても売れなくて、また売る気もなくて、長いあいだ掛っていたのを思い出す。
                            洲之内徹
(「失われた手紙」『セザンヌの塗り残し 気まぐれ美術館』新潮社、1983年より)
※本案内状おもて面の今西中通《少女》3F(27.3×22.0cm)1947年は、同書および『芸術新潮』(1980年2月号)、『気まぐれ美術館―洲之内徹と近代美術―』(目黒区美術館ほか、1997年)に図版掲載あり。
 
今西中通略歴
1908/高知県生。27/上京。一九三〇年協会研究所等で学ぶ。31/第1回独立展。35/独立展〈D賞〉。47/独立美術協会会員。逝去。81/今西中通展(名古屋画廊)案内状で伊藤廉が「今西君の作風はその人柄のように、ものにまともにぶつかってゆくというふうな様子があって、線は太く逞しいところがあって、外皮にはどこかフォーヴィズムやキューヴィズムのような表現方式があったが、その間に、フューネッスな感覚が包まれていたように思っている」と述べる。
 
 
 
 
 
2018年9月26日(水)-10月2日(火) 元永 定正 展
2018-09-15
《しろいひかりしかくとこまがり》
元 永 定 正 展
SADAMASA MOTONAGA
-でっかいやさしさ-
9月26日(水)-10月2日(火)
 
【関連講演会】「 元永定正のでっかいやさしさ アカディミズム番外地」 講師:高北幸矢
9月22日[土] 15:00 ~16:00 アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
自然と制作
私の抽象作品はかたちを描くことから始まったが、そのかたちはやっぱり自然の中から見つけている。地球といっても、宇宙といっても同じことなのだが、私のすきなかたちにであうのはこの地球の生活の中でしかない。田舎道の水たまり、大空に浮んでいる雲、河原の石、壁にできたしみ、山のかたちや大きさ、自然の心を持った子どもの作品も私の作品のヒントになる。それらはヒントになるのであって、そのまま写生するのでは全くない。作品は自分のすきな空間を創ることなのだがどうしてすきなのか、すき、きらいの感情も考えれば個性である。私が面白いと感じるかたちはどこか陽気である。それは自分が楽天的で、何ごとも肯定的にものごとを考える性格だからかもしれない。「過去の自分を否定してそれを乗り越えて行くのは新しい作品を生みだす精神である」と、聞いたり読んだりしたことがあるけれど、それは違うと思う。過去があるから現在があるので、過去を否定して今存在することはできないだろう。…
        元永定正 (『草月』240号 草月出版 1998年10月)
略歴

1922三重県生。55「具体」会員。66~67ニューヨーク滞在。83日本芸術大賞。2011逝去。

 
 
 
2018年7月24日(火)-9月1日(土) 松尾 藤代 展
2018-07-17
Total Loss Room
松尾 藤代 展 FUJIYO MATSUO
-窓の光‐小品の世界-
7月24日(火)-9月1日(土)
 
略歴
大阪市生。91/大阪芸大卒。個展:仙台市博物館、名古屋画廊、ケルン、パリ、プラハほか。グループ展:97/ビエンナーレまくらざき〈佳作賞〉(鹿児島)、吉原治良賞美術コンクール〈優秀賞〉(大阪府立現代美術センター)、Depth of Focus 絵画の焦点深度と浸透圧について(芦屋市立美術博物館/兵庫)、光の方へ…(京都市美術館)。98/VOCA'98(上野の森美術館/東京)、シェル現代美術賞展(目黒区美術館)。99/現代日本絵画の展望展(東京ステーションギャラリー)。00/水晶の塔をさがして(福岡市美術館)。02/いま、話そう-日韓現代美術展(国立国際美術館/大阪、韓国国立現代美術館/ソウル)ほか。2011~ケルン(ドイツ)在住。所蔵:国立国際美術館ほか。
 
「松尾藤代展」は名古屋画廊だけでなく、
以下のとおりNCAMによる企画展でも開催されます。
不透明なメディウムが透明になる時
新世代のアーティストたち

7月24日[火]-8月5日[日]’18
11:00a.m.-7: 00p. m.(最終日は5:00p.m.まで)
7月30日[月]休館 入場無料
電気文化会館5F 東・西ギャラリー〔名古屋画廊ブース〕
http://www.chudenfudosan.co.jp/bunka/denbun
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