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株式会社名古屋画廊
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企画展開催スケジュール

4月19日[金]-26日[金]遊馬 賢一 展-穏健にして絵画の本道-
《公園の木立》112×145.5cm(80F)油彩、キャンバス
遊馬 賢一 展
KENICHI ASUMA
-穏健にして絵画の本道-
4月19日[金]-26日[金] ’24
11:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
(土曜日 12:00p.m.-5:00p.m.)
会期中作家在廊
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■穏健にして絵画の本道 -遊馬賢一展によせて-
                   田口 貴久
 1970年代の美術学生の多くは抽象絵画や幻想絵画など欧米の新しい潮流を追いかけていた。そうした状況の中で、自然に基づいた具象絵画を追及する遊馬賢一さんの姿に、穏健だが絵画の本道を追及する強い意思のある先輩だと感じていた。
 大学院を修了した後もグループ展などで幾度もご一緒させていただいたが、作画への一貫した姿勢は全くブレることがない。色彩は徐々に鮮明になり、造形は厳しく高度なものになっていった。かつてポルトガルに取材した《光射す丘》は、明るい光の色面と影の明快なコントラストが魅力的な作品である。光と影が作り出す立体感を絵画平面に収める構成力には、画家としての成熟した力量が感じられた。
 そして最近作の《公園の木立》には、背景と物の等価値性や木立の稜線の響き合いの巧みさが見られる。セザンヌ以降の西洋絵画の造形への研鑽を感じる一方で、“草木にも人格の様なものを見出す日本的な自然観”が浮かび上がっているのだ。
 遊馬さん自身、「木にはその地を見渡してきた歴史があり、歳を経るほど存在感のある姿になっている」と語っている。眼前の風景の中に画家としての遊馬さん自身の成熟した未来の姿が重なり合うのだろう。(立軌会同人)

■略歴
1950/埼玉県生。75/愛知芸大卒(鬼頭鍋三郎教室)。77/同大学院修了。79~84/名爽会展(名古屋画廊)。81・83/セントラル絵画大賞展(銀座・セントラル美術館)。89/東海記念病院壁画制作(春日井市)。90~/名古屋画廊個展(8回)。94~96/和の会展招待出品(銀座・和光)。96~2010/光の会展(銀座・和光)。98~20/笠の会展(名古屋・松坂屋)。21~/稜の会展(日本橋髙島屋)。07~/立軌展。現在 立軌会同人



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