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株式会社名古屋画廊
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企画展開催スケジュール

6月12日[木]-21日[土]画業65年 山田彊一展 -“大賞作家”、「生き方すべてが現代美術」-
《しまうま》1981年 177.0×150.5cm シルクスクリーン、アルミニウム・パネル
画業65年
山田 彊一 展
KYOICHI YAMADA
-“大賞作家”、「生き方すべてが現代美術」-
6月12日[木]-21日[土]’25
11:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
(土曜日 12:00p.m.-5:00p.m.)
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■“大賞作家”、「生き方すべてが現代美術」
…「しばらくして校内暴力やいじめが僕の教える中学から少なくなると、僕の根っからの負けん気が戻り(生徒指導で自信をつけて)、大人社会に再挑戦することにした。ゴミ事件の頃の思考は冬眠させ、一般人の、いや名古屋人の目線でアートに向かうことにした。そしてもう一度、平面作品を作るようになる。彼等の土俵に上がれば、まず負けない自信があった。」(山田彊一『名古屋力 アート編―名古屋戦後美術活動史』(ワイズ出版、2007年))。じっさい1980年代に入ると山田は、平面作品に回帰して精力的に創作に励むこととなった。具体(美術協会)も平面作品でないと海外には物理的にも「土俵」的にも進出しづらいというわけで、のち油彩など平面作品にかなり集中している。山田の場合、一面そのことと似ていようか。そして、第3回中日展大賞(81年)や第1回和歌山版画ビエンナーレ大賞(85年)、第2回IBM絵画・イラストコンクール大賞(86年)など、全国的にみてもまれにみる〝大賞作家〟として大活躍をつづけていった。それにしても「大賞」以外なら、1980年代だけでも「優秀賞」や「買い上げ賞」などざっと数えても10ほども受賞歴があったのである。…
中山真一『アリーナ』第20号(中部大学研究推進機構、2017年)より

■山田彊一 略歴:1938/名古屋市生。58/第35回春陽展(初入選)。第1回働く人々の美術展〈洋画支部長賞〉。61/愛知学芸大学(現・愛知教育大学)美術科卒業。62/日本のアーティスト選抜14人展(オスグッドギャラリー、ニューヨーク)。63/第40回春陽会〈研究賞〉。66/第10回シェル美術賞展〈佳作賞〉。68/第1回アズマギャラリー賞(京都)。70年代/おもにインスタレーションやパフォーマンスに取りくむ。81/第3回中日展〈大賞〉。83/第5回宇部絵画トリエンナーレ〈優秀賞〉。84/第5回大阪現代版画コンクール展〈優秀賞〉。85/第7回ブルガリア・サタイアー国際ビエンナーレ展〈買い上げ賞〉。第1回和歌山版画ビエンナーレ〈大賞〉。86/第2回IBM絵画・イラストコンクール〈大賞〉。89/第11回ジャパン・エンバ賞美術展〈準大賞〉(エンバ中国近代美術館、兵庫県芦屋市)。95/第1回中国・北京現代展〈優秀賞〉。97/第8回大阪トリエンナーレ〈特別賞〉。著書に『そして地獄そして芸術』『名古屋・妖怪三十六景』等13冊。
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