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株式会社名古屋画廊
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企画展開催スケジュール

2018年10月5日(金)-10月13日(土)巨匠にみる「絵とは何か」展
2018-09-15
今西中通《少女》27.3×22.0cm 油彩・キャンバス
今西中通《少女》27.3×22.0cm
巨匠にみる「絵とは何か」展 No.20
併催:気になる絵・絵心の絵・一期の絵・展覧会
*出品予定作家
木下孝則、前田寛治、今西中通、山口薫ら。
10月5日(水)-10月13日(土)
 
■…私が初めて今西中通を見たのがいつで、それが中通のどの作品だったかがどうしても思い出せない。ただ、私は画廊をやりだしたそもそもの最初から中通、中通と騒いでいたようで、私のほうは忘れているが、昨年の秋高松で開かれた私のコレクション展のカタログに、土方定一氏が「銀座の現代画廊が洲之内君の経営になってからは、今西中通とか古茂田守介とかマイナー・ポエットの作品をその現代画廊で扱い、自分のコレクションの中に入れていた」と書いている。そういえば、その頃私の画廊に中通のフォーヴィズム風のサムホールの風景や、ピカソの古典派時代を思わせる裸婦の小品が、どうしても売れなくて、また売る気もなくて、長いあいだ掛っていたのを思い出す。
                            洲之内徹
(「失われた手紙」『セザンヌの塗り残し 気まぐれ美術館』新潮社、1983年より)
※本案内状おもて面の今西中通《少女》3F(27.3×22.0cm)1947年は、同書および『芸術新潮』(1980年2月号)、『気まぐれ美術館―洲之内徹と近代美術―』(目黒区美術館ほか、1997年)に図版掲載あり。
 
今西中通略歴
1908/高知県生。27/上京。一九三〇年協会研究所等で学ぶ。31/第1回独立展。35/独立展〈D賞〉。47/独立美術協会会員。逝去。81/今西中通展(名古屋画廊)案内状で伊藤廉が「今西君の作風はその人柄のように、ものにまともにぶつかってゆくというふうな様子があって、線は太く逞しいところがあって、外皮にはどこかフォーヴィズムやキューヴィズムのような表現方式があったが、その間に、フューネッスな感覚が包まれていたように思っている」と述べる。
 
 
 
 
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