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企画展開催スケジュール

2014年5月9日(金)-5月17日(土)赤塚 一三 展
2014-04-25
《木の間の星岩》100号
《木の間の星岩》100号
赤塚 一三 展 KAZUMI AKATSUKA
-深みある色感と内省と-
5月9日(金)-5月17日(土)
 
レセプションご案内
初日5:30p.m.~7:00p.m.
赤塚先生を囲んでささやかなレセプションを開催いたします。
皆様のご来駕をお待ち申し上げます。
 
赤塚一三の新作―深みある色感と内省と
  赤塚一三さんは、昨年7月に一ヶ月ばかり三岸節子ゆかりのフランス・ブルゴーニュ地方のヴェロンに滞在し、のち取材のため車で3000キロを移動した。フランスの大地に身を浸したことで制作意欲を刺激され、画嚢を肥やしてきた。たとえばドルドーニュ地方のロマネスク風教会のある静寂な情景は、樹間と遠景の教会の間に奥行きが出、白色の教会と空の構築的な構図に迫力が増し、ほかにもイリュージョンを広げた夜景の上弦の月など伸びやかな筆触がうかがえる。
 さまざまな風景のモティーフが豊かな表情を醸し出すこの緻密な構成と筆致は、あくまでも自然に対する敬虔な思いと生死の境を彷徨した青春時代の経験など生命あるものに対する思い入れから成り立っている。描きたいのが「永遠の現在(いま)」であるという赤塚さんの姿勢は160年を経た民家を改造した長久手市のアトリエで制作する静物にも一貫している。
 イタリアの画家モランディに私淑し、敬愛するボローニャの市立美術館を3回も訪ねた内省の画家は、時間と空間表現に腐心する。質朴な人柄から生まれる作品は、どれも赤塚さんのアグレッシブな意欲の賜物であろう。
金原 宏行(豊橋市美術博物館館長)
略歴
1956/岐阜市生。80/愛知県立芸術大学卒<桑原賞>。82/同大学院修了<修了制作買上>。83~95/アッサイ展(愛知県美術館等)。85~93/名爽会展(名古屋画廊)。92/ルイーズ=ミッシェル展(パリ)、二人展(マドリーヌ寺院)。93~06/個展(銀座 ギャラリー和田)。94・98・01・05・08・10個展(名古屋画廊)。95/前田寛治大賞展(日本橋髙島屋・倉吉美術館)。95~97/愛知県海外研修生として滞仏。97/個展(パリ、キャピタルギャラリー)。97・98/21作家展(パリ、キャピタルギャラリー)。00~02/風景の見え方展(長久手文化の家)。04~/ものの見え方展(長久手文化の家)。06/損保ジャパン東郷青児美術館大賞展招待出品。07~/笠の会展(松阪屋)。09~/實の会展(日本橋髙島屋)。
現在/写実画壇運営委員
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