企画展開催スケジュール
2011年11月26日(土)-12月9日(金)伊津野 雄二 展
2011-11-18
伊津野 雄二 展 YUUJI IZUNO
-もうひとつのクリスマス-
11月26日(土)-12月9日(金)
レセプションご案内/初日4:30p.m.~6:00p.m.
伊津野先生を囲んでささやかなレセプションを開催いたします。
皆様のご来駕をお待ち申し上げます。
伊津野先生を囲んでささやかなレセプションを開催いたします。
皆様のご来駕をお待ち申し上げます。
もうひとつのクリスマス クリスマスをテーマにした作品。といっても、伊津野さんのクリスマスには、太ったサンタクロースも、トナカイも、登場しない。西欧の祝日クリスマスは、遡ればキリスト教以前のゲルマンの冬至祭(ユール)―ー衰弱した太陽の再生の祝いに、キリストという「光」の降誕祭が重ねられて成立したと、そう、教えてくれたのが伊津野さんだった。
伊津野さんには西欧への深い憧憬と敬慕、関心、そして熟視がある。芸術家/職人だから、知識ではなく、感性で見る。見つめる。見据える。クリスマスの彼方に、ユールが見えるのは、その感性の、感じる力だ。
西欧憧憬を伊津野さんの創造の頂きとするなら、麓には、岡崎の山里にもう数十年も暮らしてきた生活がある。ユールの喜びは、その生活の日々の実感でもあるのだろう。
頂と麓をつなぐ輪、山里の日々をつないでいく日本の季節のリング。丸く、やわらかなその空隙を越え、清らかで、美しい、静かな喜びの水をたたえた器のような、伊津野さんのクリスマスイメージの数々が、木に、土に、鑿に触れることを喜ぶ大きな手を通って、私たちに届く。
伊津野さんには西欧への深い憧憬と敬慕、関心、そして熟視がある。芸術家/職人だから、知識ではなく、感性で見る。見つめる。見据える。クリスマスの彼方に、ユールが見えるのは、その感性の、感じる力だ。
西欧憧憬を伊津野さんの創造の頂きとするなら、麓には、岡崎の山里にもう数十年も暮らしてきた生活がある。ユールの喜びは、その生活の日々の実感でもあるのだろう。
頂と麓をつなぐ輪、山里の日々をつないでいく日本の季節のリング。丸く、やわらかなその空隙を越え、清らかで、美しい、静かな喜びの水をたたえた器のような、伊津野さんのクリスマスイメージの数々が、木に、土に、鑿に触れることを喜ぶ大きな手を通って、私たちに届く。
大倉 宏(美術評論家)
略歴
1948/兵庫県生まれ。69/愛知県立芸術大学美術学部彫刻科中退。75/知多工房を設立 木彫 家具木工芸を手がける。80年代より 建築 装飾美術を手がける。75-88/知多工房として個展。
彫刻展
彫刻展
96/個展(ギャラリーアルテ)。97/個展(豊田市美術館ギャラリー)。98/個展(煥乎堂ギャラリィ群馬県)。00・03・07・11/伊津野雄二彫刻展 名古屋画廊。2000年以降、ギャラリー椿(東京)、日本橋髙島屋、新潟絵屋、ギャラリー島田(神戸)。