株式会社名古屋画廊

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株式会社名古屋画廊
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄一丁目12番10号
TEL.052-211-1982
FAX.052-211-1923
E-MAIL.nagoya@nagoyagallery.co.jp
 
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展覧会のご案内

 

企画展開催スケジュール

企画展開催スケジュール
 
7月7日(火)-7月10日(金) 伊藤 廉 展
2020-06-04
《虎の顔》1934年頃 パステル・紙
独立美術協会創立90年
伊 藤 廉 
-動物素描-
7月7日(火)-10日(金)’20 
11:00a.m.ー6:00p.m.
(土曜は0000p.m.~500p.m). 日・祝休廊
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■略歴:1898/名古屋市生。23/二科展初入選。25/東京美術学校(現・東京藝大)卒。2730/滞欧。30/二科賞。31/独立美術協会創立会員(37年退会)。43/国画会会員(73年退会)。46/東京美術学校講師。54/教授。61/美術学部長。66/愛知芸大教授・美術学部長。6882/綾杉会展(名古屋画廊)。7077828998200914/名古屋画廊個展。83/逝去(84歳)。2014/「もうひとつの『絵の話』伊藤廉展」(碧南市藤井達吉現代美術館)。

 

 

 
4月15日(水)-4月25日(土) 橋本 博英展
2020-04-06
《丘の上の雲》1996年 30号
没後20年 
橋 本 博 英 展
-温かく清らかな光-
4月15日(水)-25日(土)’20 
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
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没後20年 橋本博英展に寄せて
橋本君とは学生時代から学年は違うが同じ伊藤廉教室だったので、時々顔を合わせていた。その後、黎の会等での発表活動や『私の絵画讃歌』(風媒社)等の著作を介して、橋本流の絵画思考は美術界でそれなりに浸透してきた様だ。今展は、53歳で神奈川県南足柄市に建てたアトリエでの仕事が中心となっている。特に風景画では、そのころから橋本君の主張や画境がより深まっていった。季節感や空気の動きまで映し出している《春めく丘》等の持つ臨場感は、作者が如何に対象と触れ合い、一体化しているかを物語っている。千葉や富山など以前の幅広い取材は、南足柄に移ってからは専ら近辺の自然に集約されていった。身近な主題を幾度も経験する事によって、更に深い感興を呼び起こすという方法で、一層内面の方に向かっていったと云えよう。亦《若葉の山路》等、楚々とした作品は、造形の仕組みも感じさせない柔らかな自然の佇まいが表出されている。絵画の造形性からも超越したいと希っているのか、光と云う事をよく口にしていた。その光は、光の作る様々な陰影や諧調ではなく、画面全体から放射される温かく清らかな光を指しているのだろう。量から質へ、動から静へ、時代は大きく動いているけれども、橋本君も、より澄明で静かな世界を追い続けていた。      笠井誠一(立軌会同人・愛知県立芸術大学名誉教授)
 
略歴:1933/岐阜市生。58/東京芸術大学(伊藤廉教室)卒。67~68/滞欧。69~76/新樹会展。74/上野の森85年の歩み展。74~99/名翔会展(名古屋画廊)。74~98/黎の会展。77~01/和の会展。77~82/具象現代展。79/自選展(富山県民会館美術館)、作品集を刊行。80/国際形象展。83/富山を描く展(富山県立近代美術館)。86/神奈川県南足柄市にアトリエを移す。89/文集『私の絵画讃歌』(風媒社)刊行。94・97・99/個展(名古屋画廊)。97/橋本博英展(高岡市美術館・小川美術館・名古屋電気文化会館<中日新聞社主催>・梅田近代美術館)。2000/逝去(66歳)。07/遺作展(名古屋画廊ほか)。
 
 

 

 

 

 

 
2月14日(金)-2月22日(土)久米 亮子 展
2020-02-07
《blooming air》
久 米 亮 子 展
Air-空-
2月14日(金)-22日(土)’20 
会場:名古屋画廊
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
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《同時開催》
ART NAGOYA 2020
久 米 亮 子 展
Air-空-
2月14日[金]13:00-19:30 プレビュー(プレス、招待者のみ)
15日[土]11:00-19:00
16日[日]11:00-18:00
会場:ホテルナゴヤキャッスル9階
〒451-8551 名古屋市西区樋の口町3-19
TEL:052-521-2121
入場料1,000円
(一般公開日1日間有効/ホテル内割引有り)
お問い合わせ ART NAGOYA 2020 事務局
TEL:052-955-1790 MAIL:info@artnagoya.jp
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略歴:1991/文化庁現代美術選抜展 93・95・97/ビエンナーレまくらざき〈93佳作賞〉 94-08/個展(ギャラリー山口〈東京〉) 97-20 /個展(名古屋画廊) 97/VOCA’97(上野の森美術館) 99/夢広場はるひ絵画展〈奨励賞〉(はるひ美術館)、久米亮子展(はるひ美術館) 02/Art Scholarship 2001〈現代美術賞〉(本江邦夫部門) 05/光りの絵画展(名古屋画廊)10/selective exhibition(ギャラリー28、ギャラリーadargio/シドニー) 11/個展(ハートフィールドギャラリー〈名古屋〉) 12/個展(ART NAGOYA2012) 12・14・16・18/個展(ギャルリー東京ユマニテ〈東京〉)14/アートスイーツコラボ(ヨコハマグランドインターコンチネンタル ホテル) 15/flowers(髙島屋新宿店美術画廊)20/個展(ART NAGOYA2020)
 

 

 

 

 

 
1月29日(水)-2月8日(土)鬼頭鍋三郎と愛知帝展の画家たち展
2020-01-21
鬼頭鍋三郎 《婦人像》 1950年

鬼頭鍋三郎と愛知帝展の画家たち展
1月29日(水)’20-2月8日(土)’20
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
 

愛知近代洋画壇の幕開け     
1月29日から愛知県美術館ギャラリーで行われる改組新第6回日展の東海展に合わせ、戦前の東海地方の洋画壇を牽引した愛知帝展とゆかりの深い画家たちを紹介する展覧会が名古屋画廊で行われる。
名古屋市出身の鬼頭鍋三郎(1899〜1982)は画家を目指して岡田三郎助に師事すると、1923(大正12)年、松下春雄ら4名で美術グループ「サンサシオン」を結成した。
「サンサシオン」はその後の愛知洋画界に大きな影響を与え、同地域からの帝展作家の輩出に繋がっていく。
鬼頭は戦後、日本藝術院会員、日展理事、光風会理事長などを務め、「舞妓の画家」と形容されるなど人物画で名を馳せた。
今展では鬼頭を中心に、豊川市出身の島田卓二や現在の知立市に疎開していた和田英作らの14点を紹介する。
ぜひこの機会に愛知洋画壇の貴重な歴史に触れてほしい。

               『新美術新聞』(2020年1月21日号)

 

鬼頭鍋三郎略歴:1899/名古屋市生。1923/松下春雄らと洋画グループ・サンサシオンを創立。光風会初入選。岡田三郎助に師事。31/光風会会員。34/帝展〈特選〉。54~55/滞欧。61・64・65・75/個展(名古屋画廊)。63/日本芸術院会員。68/愛知芸大教授。70/光風会理事長。75/日展顧問。80/「鬼頭鍋三郎回顧展」(松坂屋巡回/朝日新聞社主催)。82/逝去(82歳)。84/「特別展郷土の画家たちⅡ鬼頭鍋三郎・伊藤廉展」(愛知県美術館/中日新聞社主催)。88/遺作展、以後99・04・06・11・13・15(名古屋画廊)。91/「鬼頭鍋三郎展」(松坂屋美術館巡回/朝日新聞社主催)。
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改組新第6回日展東海展 1月29日[水]-2月16日[日]’20愛知県美術館ギャラリー(愛知芸術文化センター8階)
日展まちなかギャラリー  https://www.chunichi.co.jp/event/nitten/machinaka.html
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10月30日(金)-1月18日(土)巨匠にみる「絵とは何か」展
2019-11-01
中村彝《婦人像》1922年頃 10F

巨匠にみる「絵とは何か」展
11月29日(金)’19-1月18日(土)’20
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊

*出品予定作家
上村松園、北川民次、熊谷守一、小山敬三、高村光雲、中村彝、菱田春草、前田青邨、牧野義雄、三岸好太郎、村山槐多、山口薫、和田英作、ブールデルら。
(※会期中、展示替えを行います。)

 

中村彝《婦人像》について
婦人の姿をとらえる中村彝の伸びやかな筆致が、よくうかがえる晩年の作品である。表情や衣服が微に入り細に入り描かれているわけではなく、粗く見えるところもあるが、彝の筆が、ここで彼の心の動きと巧みに連動しているようにみえる。それがこの絵にある種の感慨や驚きを喚起して、彼の肖像画の大きな特徴となっている。一方で、色使いは、薄塗りながら洗練されており、画面に奥行と深い味わいを生み出していてすがすがしい。
彝は、不治の病と恐れられていた結核を罹っており、苦しい闘病生活を余儀なくされながら、短い生涯に、いくつかの忘れることの出来ない作品を残した。ミレーやゴッホの影響を受けて「芸術の無限感」を唱え、この作品のように「自然直写」(仏語でドュプレナチュール)を標榜し、いずれもが画面のマチエール(質感)に優れている。
この婦人像は、対看写象によって美しいマチエールを生み人々の心を引き付ける。それは、彼の絵に賭ける情熱のしからしめるところで、その清楚な表情には彼の特色が如何なく発揮されている。この作品を残して彝は37歳で没した。         金原宏行(元豊橋市美術博物館館長)

 

中村彝略歴:1887/茨城県生。1901~04/名古屋陸軍地方幼年学校在学、卒業。15/文展〈二等賞〉。16/文展〈特選〉。20/帝展に《エロシエンコ氏像》(重要文化財)を出品。24/逝去(37歳)。

 

 

 
2019年10月30日(水)-11月9日(土) 神戸 峰男 展
2019-09-01
《徳川家康公像1/3模型》撮影:山崎兼慈
 

徳川家康ブロンズ騎馬像(東岡崎駅前)設置記念
神戸 峰 男 展
MINEO KANBE
10月30日(水)-11月9日(土)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊


レセプションご案内

11月2日[土] 5:00p.m.-6:30p.m.

皆様のご来駕をお待ち申し上げます。

 

【関連講演会】 「徳川家康ブロンズ騎馬像(東岡崎駅前)制作について」 講師:神戸峰男
11月9日[土] 17:00p.m.~18:00p.m. アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約

 

ここぞという時の1mm-神戸峰男の家康騎馬像のこと 
 7月中頃に、岐阜県可児市久々利にある神戸峰男のアトリエを訪ねた。名鉄東岡崎駅前に設置予定の徳川家康の騎馬像制作現場を見たかったからだ。神戸峰男が数年前からその制作に着手していたことは、私が岡崎市の美術作品収集委員や協議会委員である関係で耳にしていた。正直なところ悩み多き21世紀に公共の駅前広場に歴史上人物の騎馬像には関心はなかったのだ。ところがある時知人から神戸峰男が制作中の5mを超える粘土塑像写真を見せてもらって、「これはただ事ではないフォルム」と思ったのだ。手綱を引かれた馬の口からは歯が覗き、巨大な臀部には長い尾がほぼ水平に泳いでいる姿である。顔と尾を見れば疾走する形である。ところが逞しい騎馬の四本の脚はすべて大地に据えられているのだ。
かつて名古屋デザイン博で試作されたレオナルド・ダ・ヴィンチのスフォルツァ騎馬像を思い出したのだが、それよりもむしろ大原美術館玄関に立つ、ロダンの荒野で「説教する聖ヨハネ」像を思い浮かべた。以前からこのヨハネ像の大きく踏み込んだ両足がべったり地面に密着しているのが不思議だったからだ。神戸峰男の騎馬像の4本脚が同じである。ヨハネ像も 戸の騎馬像も不自然さを超えた普遍の何かに挑むエネルギーを発する造形なのだろう。私が熊谷守一を話題にすると、神戸もあの守一の赤い輪郭線は引っ掻いた線ではなく輪郭線を残すように周囲を極度の緊張で塗っているのだよ、と言う。そして「この騎馬像もここはという箇所は一ミリを競う粘土づけなんだ」という。小さな4号作品と97歳の熊谷守一。5mの彫刻と75歳の神戸峰男。二人ともここぞ!という時は1mmが勝負なのだ。
             古川秀昭(OKBギャラリーおおがき館長 元岐阜県美術館館長)

 

略歴:1944/岐阜県生。67/武蔵野芸術大学卒業(清水多嘉示、木下繁に師事)。 68/日展初入選。70/日展〈中日賞〉。74/日彫展〈日彫賞〉。76・78/日展〈特選〉。 88/名古屋芸術大学教授。02/中国新疆芸術学院客員教授。03/名古屋芸術大学 美術学部長。06/日展〈文部科学大臣賞〉。08/日本藝術院賞。09/日展理事。12/日本藝術院会員。岐阜県芸術文化顕彰。13/中日文化賞・可児市市民栄誉賞・東海テレビ文化賞。14/名古屋芸術大学名誉教授。16/日本彫刻会理事長。18/日展副理事長。05・19/個展(名古屋画廊)。

 

 
2019年10月2日(水)-10月12日(土) 直野 宣子 展
2019-09-01
《Washable Blue Ⅰ-2》
直 野 宣 子 展
NOBUKO NAONO
Washable Blue-永遠のゆらぎの中で
10月2日(水)-10月12日(土)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
 
レセプションご案内
初日 5:30p.m.-7:00p.m.
皆様のご来駕をお待ち申し上げます
 
【関連講演会】「永遠のゆらぎの中の青―直野宣子絵画作品に寄せて」講師:馬場駿吉
10月2日[水] 15:00p.m. ~16:00p.m. アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
Washable Blue-永遠のゆらぎの中で 
 直野宣子の油彩作品に注目し始めてからすでに久しいが、近作でも始原的な色彩<青>を様々な形象として浮遊させ画面にゆらぎを発現させる。そこへ、時には深紅、オレンジなどを電気刺激のように走らせて緊張感を与える。それは、現実と夢幻の臨界に現れるイメージとでも言えようか。今回の展覧会タイトル “Washable Blue”は直訳すれば「洗濯可能な青色」を意味するが、どんな環境に曝されても変わらない青という色彩の永遠性にゆらぎを伴わせることによって、私たちの心身をも染め上げることが示唆される。   馬場 駿吉(美術評論家、愛知県立芸術大学客員教授)  
                               
略歴
個展(91/フタバ画廊、98/ギャラリーなつか、2018/Gallery 58ほか)多数。2000/「アートコミュニケーション―回復」展(東京)。10/「明日への視線」展(金沢21世紀美術館)。16/伊勢﨑淳・直野宣子二人展(名古屋画廊)。
 
 
 
2019年9月6日(金)-9月24日(土) 庄司 達 展
2019-07-01
 
庄 司  達 展 
SATORU SHOJI
布-波打つ空間
9月6日(金)-9月24日(火)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 
 
レセプションご案内
初日 5:30p.m.-7:00p.m.
庄司先生を囲んでささやかなレセプションを
開催いたします。
皆様のご来駕をお待ち申し上げます。
 
波打つ布の空間へ
 私は1968年の個展で、ハンカチ状の布を拡大して糸で吊ったり引っ張ったりして、布が作り出す弛みや張りを生かした造形を空間として発表した。布は自分では自立しない。何かの物体や構造的支持があってはじめて、布の特質を発揮することが出来る。そのことは布がその周囲の空間的存在に反応する素材でもあると考えてきた。
 私の制作のテーマは空間表現である。初期には彫刻芸術との対比として、さらに空間そのものへの表現へと拡大していき、最近は観客が立ち入ることの出来る空間、環境としての空間表現へと、その視点が大きく変化した。そのため、木材による布への支持や竹材のしなやかさを加え、大きなスペースに対応した柔軟な構造の空間を可能にしている。
 2014年からは、一転して初期の糸と布だけの造形で、内部空間を含んだ緩やかな布の表面の変化に着目している。一枚の大きな布を糸で吊り上げて行き、どのような空間になるのか、実験的態度の展示の先に、新しい波打つ空間の出現を楽しみにしている。          庄司 達     
 
略歴
1939/京都市生。 名古屋市で育つ。 62/京都市立美術大学彫刻科卒。 68~92/桜画廊個展(16回)。 68~11/galerie16 個展(京都)。 79/名古屋市芸術奨励賞。 95/浮かぶ布庄司達展(新潟市美術館)。 98/久野真・庄司達展(愛知県美術館)。 99 ~10/名古屋芸術大学教授。 10/庄司達展(碧南市藤井達吉現代美術館)、愛知県芸術文化選奨文化賞。 13・16・19/個展(名古屋画廊)。

 

 
 
 
2019年8月2日(金)-8月31日(土) 石川 九楊 展
2019-07-01
《妻へ》 2019年 墨、和紙
 
石 川 九 楊 展 
KYUYO ISHIKAWA
-書は筆蝕の美である-
8月2日(金)-8月31日(土)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 
休廊:8月10日[土]~18日[日]および4日[日]、25日[日]
名古屋画廊作家在廊日:8月9日[金]4:00p.m.-6:00p.m.
           8月28日[水]2:00p.m.-6:00p.m.
 
【関連講演会】書の見方」 講師:石川九楊
8月3日[土] 5:30p.m.~6:30p.m. アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
古川美術館・分館爲三郎記念館 特別展「第二楽章~書だ!石川九楊」展
8月3日[土]-10月6日[日]’19 10:00p.m.~5:00p.m(入館は4時30分まで) 月曜休館(祝日の場合翌休日)
石川九楊講演会:「書ほど面白いものはない」 ※要予約
日時:9月19日[木] 1:30p.m.~3:00p.m. 参加費:500円(別途2館共通券必要)
場所:ルブラ王山 申し込み:電話、古川美術館フロントにて先着順
 
なぜ、いま「書」なのか― 石川九楊展の開催にあたって
 石川九楊先生によれば、東アジア漢字文明圏において書は美術であるよりむしろ文学に属するという。美術は書から派生。ゆえにわが国で絵画は洋画や現代
アートでさえ文学として読まれてしまいがちだとか。一方、アルファベットという声音文字をもつ西洋では、音楽から美術が派生。そのため純粋な造形が成りたつのだという。
 「筆尖と対象との間の接触と抵抗と摩擦と離脱であるところの筆蝕に従って思考しつつ詩や文はつくられていく。いわば、筆蝕が思考するのだ。…おそらく、『書は筆蝕の美である』ととらえれば、書についても文学についても、数々の疑問は氷解するはずである」。ワープロ文字全盛のこんにち、まして千年もの昔から世界で唯一3種もの文字、すなわち漢字に加え平仮名とカタカナを駆使する私たち日本人であってみれば、今こそ「書」を見直さなければならない。
 石川先生は、執筆や講演などのときと書の制作のおりでは使う脳がちがうと言う。そして、講演などのあとで制作はしづらく、その逆ならじゅうぶんに可能だとのこと。あくまで書が優位に立つということか。
 かつて「一流の思想家で二流の詩人」と評される作家がいた。だが、この度は古川美術館さんと私どもの二会場において、超一流の書家と超一流の思想家が一如となった世界が開示されるのである。     中山真一
              
略歴
1945年福井県生。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授(同大学文字文明研究所所長等を歴任)。2017年 書だ!石川九楊展(上野の森美術館)。現在、書家、評論家、同大学客員教授。主著:『書の終焉』1990年〈サントリー学芸賞〉。『中國書史』1996年。『日本書史』2001年〈毎日出版文化賞〉。『筆蝕の構造』2003年。『近代書史』2009年〈大佛次郎賞〉。『二重言語国家・日本』2011年。『日本語とはどういう言語か』2015年。『石川九楊著作集』全12巻2017年。

 

 
 
 
2019年7月19日(金)-7月27日(土) 久野 真 展
2019-07-01
《月と封筒》1993年
久 野 真 展
SHIN KUNO
-本質・普遍・抽象考察-
7月19日(金)-7月27日(土)’19
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
 
【関連講演会】「 現代美術作家 久野真と私の五十年」講師:宮崎保光
7月20日[土] 11:00a.m. ~12:00p.m. アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp Tel.052‐751‐8033 ※要予約
 
久野真展 -Metal Works- 7月23日[火]-9月1日[日]’19刈谷市美術館 http://www.city.kariya.lg.jp/museum/
 
現代絵画作家久野真のこと             
 現代絵画を、名古屋を拠点として、先進的に制作し世界的に評価された久野真が没してから20年になる。戦後直ぐに、私塾で絵画の指導を受けてから、50年の交流を通じて、多くのことを学ぶことができた。芸術と宗教は、人間の生き方について、大切な方向を授けてくれる。久野真の生きた20世紀は、2つの世界大戦もあり、激しい時代変化の時期であった。科学においても、芸術においても、思想的にも、具象から抽象考察への、黎明期から展開期であった。本質を掘り下げ、より普遍的なものを求めるとき、抽象考察と表現が生まれる。
 20世紀前半に、ヨーロッパで試みられた抽象絵画が、後半、戦後、アメリカにおいて、抽象表現、アンフォルメルの世界が展開され、現在に繋がっている。戦後出会った久野真の30歳前後は、まさに、そうした激動の芸術の時代であった。日本において、先駆けて、具象から抽象絵画へと制作を試み、1950年代には、石こうを使ったコラージュ的作品、1960年代には、鉄鋼、ステンレスを用いた直線構成の無機的抽象表現、その後、より人間性を深めた、暖かみを感じさせる曲線構成の有機的表現が示されてきた。戦後の変化の激しい社会のなかで、人々に、個性的に強く訴えてきた。これからの高度情報化社会に、芸術面から、多くの、指針を与え続けてくれると思う。        宮崎保光(愛知工科大学名誉教授)
              
略歴
1921/名古屋市生。61/ピッツバーグ国際美術展(カーネギー財団主催)。 61~98/個展(東京画廊11回)。 61~93/個展(桜画廊9回)。 64/現代日本美術展(ワシントン・コーコラン美術館)。 65/新しい日本の絵画彫刻展(サンフランシスコ美術館)。 69/日本作家によるドローイング展(ロサンゼルス市立美術館、サンフランシスコ市立美術館)。 73/個展(ビリアーズ画廊、シドニー)、日本現代美術展(N. S. W.州立美術館、シドニー)、個展(リアリティ画廊、メルボルン)。 86/瞑想と戯れの抽象絵画展(奈良県立美術館)、日本現代美術展(台北市立美術館)。 98/久野真・庄司達展(愛知県美術館)。98/逝去(78歳)。所蔵:東京国立近代美術館、愛知県美術館、大原美術館、ニューヨーク近代美術館、カーネギー美術館ほか。
 

 

 
 
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