株式会社名古屋画廊

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株式会社名古屋画廊
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄一丁目12番10号
TEL.052-211-1982
FAX.052-211-1923
E-MAIL.nagoya@nagoyagallery.co.jp
 
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展覧会のご案内

 

企画展開催スケジュール

企画展開催スケジュール
 
11月20日(金)-11月28日(土) 遊馬 賢一 展
2020-10-08
《ペルージュ風景》80号
遊 馬 賢 一 展
KENICHI ASUMA
-油彩の正攻法と揺るぎない表現-
11月20日(金)-28日(土)’20
11:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
(土曜日 12:00p.m.-5:00p.m.)
作家在廊:11月20日(金)・21日(土)・25日(水)・26日(木)・27日(金)・28日(土)
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【関連講演会】「 かけがえのない刻」 講師:遊馬賢一
11月21日[土] 11:00a.m.~12:00p.m. アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
URL:http://www.quartier-latin.jp
Tel.052‐751‐8033 ※要予約
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名古屋画廊第8回遊馬賢一展に寄せて               笠井誠一
 名古屋画廊で初めての個展の折に一文を寄せたのは30年前になります。人物や身辺の風物を主題にそれらが呼び起す印象を画面に転換する試みは今も変りませんが、一つひとつの物への観察とそれ等の配置の工夫を通して確かな存在感を求めるやり方は着実に成果をあげて来ています。色彩についても平面的な画面と西洋流の油絵具の扱いによって独特の平明な絵肌が見られます。近年のブルゴーニュやペルージュ等を取材した風景では、異国の自然から新たな感興を受け入れながら、程よく統制され遊馬君らしい作品に仕上げられている、同時に油彩画の正攻法に支えられた揺るぎない表現が認められます。3年前に伴侶を失った痛手は量り知れませんが、作家活動に支障を招く事なく歩みを続けています。また立軌展の会務や後進の世話等にも力を傾ける一方、旺盛な発表活動は周囲の注目する所です。そうした作画以外の様々な経験の蓄積が彼の創作に大きく作用している筈です。古希を迎えた遊馬君の今回の展覧会を機に、彼の作品に更に画格が加わって行くことを期待しています。 (立軌会同人・愛知県立芸術大学名誉教授)
 
略歴:1950/埼玉県生。75/愛知芸大(鬼頭鍋三郎教室)卒。77/同大学院修了。79~84/名爽会展(名古屋画廊)。81・83/セントラル絵画大賞展(銀座・セントラル美術館)。87~ /銀座・ギャラリー和田個展。89/東海記念病院壁画制作(春日井市)。90~ /名古屋画廊個展。94~96/和の会展招待出品(銀座・和光)。96~10/光の会展(銀座・和光)。98~20/笠の会展(名古屋・松坂屋)。07~ /立軌展。     現在 立軌会同人
 
11月6日(金)-14日(土) 伊津野 雄二 展
2020-10-08
《野薊のころ‐2》楠 72×45×24㎝
伊津野 雄二 展 
YUJI  IZUNO
-野薊のころ-
11月6日(金)-14日(土)’20
11:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
(土曜日は12:00a.m-5:00p.m)
作家在廊:11月6日(金)
 
 
ほろびた文明の種子は
遠く波にのり風にはこばれ
やがて許されたとき めをさます
新しい土と水と陽光に祝福されて
我々もまた遠くに旅立たねばならない
再びめぐりあうために
野(の)薊(あざみ)のころ
 
2020秋  伊津野 雄二
 

■略歴:1948/兵庫県生まれ。69/愛知県立芸術大学美術学部彫刻科中退。75-88/知多工房として個展。彫刻個展:97/豊田市美術館ギャラリー。98/煥乎堂ギャラリィ(前橋市)。00~/名古屋画廊。01~/ギャラリー椿(東京)、日本橋髙島屋、新潟絵屋、ギャラリー島田(神戸)、埼玉画廊(川口市)、玄羅アート(金沢)。17/東御市梅野記念絵画館。
 
10月17日(土)-10月24日(土) 森本 秀樹 展
2020-10-08
《ガード下回想》油彩・キャンバス 30号
森 本 秀 樹 展
HIDEKI MORIMOTO
-親密な眼差しと対話-
10月17日(土)-24日(土)’20
11:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
(土曜日は12:00p.m.-5:00p.m.)
作家在廊:10月17日(土)
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【関連講演会】「親密な眼差しと対話」 講師:森本秀樹
10月17日(土) 11:00a.m.~12:00p.m. アート倶楽部カルチェ・ラタン 名古屋池下
Tel.052‐751‐8033 ※要予約
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森本秀樹さんの名古屋個展に寄せて          笠井 誠一
 森本さんに初めて逢ったのはいつ頃かははっきりしませんが、作品に目を止める様になったのはフォルム画廊やギャラリーゴトウでの個展を始めてからになります。程よく抑制の効いた穏やかな表現で、見る者を作品の中に誘い入れて行く画風が印象に残りました。また変動の多い美術界の動向を視野に入れながらも、落着いた足どりが作家への信頼感につながっています。今回展示される予定の《麓の蜜柑山》、《バラック小屋回想》小品の《東禅寺の鐘》、《春海苔を食べるカモ》など人工物の加わった自然、あるいはそこに暮らす人や動物などを扱った作品からは、身辺のものへの親密な眼差しが伝わって来ます。そうした身近なものとの対話と観察は作画の行程で更に練られて行く作法で、森本さん独特の世界を築かれて来た様に思われます。平素ゆっくり会話を交わす機会を持てませんでしたが、昨年4月松山のミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)を訪れた折、地酒を楽しみながらの歓談は一層交友を深める夕べになりました。名古屋画廊での4回目の個展に際して、これまでの成果の上に更に森本さんの世界が拓かれて行く事を期待しています。   (立軌会同人・愛知県立芸術大学名誉教授)
 
略歴:1951/愛媛県宇和島市生。71/武蔵野美術短期大学卒。90/上野の森美術館大賞展(92/賞候補、93/佳作賞)。91・92/昭和会展出品。91~06/個展(GALLERY銀座汲美/東京)。99・01/NICAF出品(GALLERY銀座汲美・GALLERY219/東京)。02/コレクターによる「ぼくらの森本秀樹展」(K`sGallery/東京)。03/森本秀樹画集刊行。05~ /個展(新潟絵屋)。06~ /個展(GALLERY 島田/神戸) 。07/森本秀樹展(東御市梅野記念絵画館/長野県)。08・11・14/個展(名古屋画廊)。10~ /個展(ギャラリーゴトウ)。13/個展(フォルム画廊)。16/個展(ミウラート・ヴィレッジ/愛媛県)。 現在 無所属
 
10月5日(月)-10月13日(火) 巨匠にみる「絵とは何か」展 No.22
2020-10-02
モイーズ・キスリング 《花》  油彩

巨匠にみる「絵とは何か」展 No.22
10月5日(月)-10月13日(火)'20
11:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
(土曜日は12:00p.m.-5:00p.m.)

*出品予定作家
モイーズ・キスリング、牛島憲之、香月泰男、長谷川利行ら。

 

 

 

 
8月17日(月)-8月29日(土)横井 礼以 展
2020-08-07
≪盛夏≫1950年作 油彩、キャンバス
横井礼以展
―没後40年、緑ヶ丘中央洋画研究所設立90年
 
8月17日(月)~8月29日(土)’20
11:00a.m.-6:00p.m.(土曜日は12:00p.m.-5:00p.m.)日・祝休廊

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■横井礼以展に寄せて
横井礼以は、1886年(明治19)愛知県海西郡弥富村(現・弥富市)に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学しました。卒業後は2度の文展入選ののち、二科賞受賞、二科会会員となるなど大正期に本格的なフォーヴィスムやキュビスムの画家として活躍しました。ところ
が1927年(昭和2)眼病のため帰郷。知多半島の河和町(現・美浜町河和)で、療養をしながら自然と一体化した日本的な心象性を追求する独自の制作を展開していきます。また、1930年(昭5)名古屋市内に緑ヶ丘中央洋画研究所が設立されると、そのトップとして後進の育成にも力を入れました。そして西村千太郎や市野長之介らがつどい、戦況悪化のため1944年(昭19)に閉所するまで14年間に300名近くが学んでいます。本展では、横井芸術の歩みと、あわせて主な教え子たちによる作品も展覧いたします。どうぞごゆっくりご鑑賞ください。
 
 

略歴:1886/愛知県(現)弥富市生。1912/東京美術学校(現・東京藝術大学)卒。14・15/文展入選。17/二科展初入選。19/二科展〈二科賞〉。23/二科会会員となる。30/名古屋市に新設された緑ヶ丘中央洋画研究所の「指導主任」となる。47/二紀会創立に参加。50/中日文化賞。60/画集刊行。67/名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)開学とともに名誉教授となる。76/「キュービズム展」(東京国立近代美術館ほか)に《庭》が出品される(同作品はその後「1920年代・日本展」(東京都美術館ほか)などにも出品される)。80/逝去(93歳)。87・05・16/横井礼以展(名古屋画廊)。

 

 
7月7日(火)-7月10日(金) 伊藤 廉 展
2020-06-04
《虎の顔》1934年頃 パステル・紙
独立美術協会創立90年
伊 藤 廉 
-動物素描-
7月7日(火)-10日(金)’20 
11:00a.m.ー6:00p.m.
(土曜は1200p.m.~500p.m). 日・祝休廊
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■略歴:1898/名古屋市生。23/二科展初入選。25/東京美術学校(現・東京藝大)卒。2730/滞欧。30/二科賞。31/独立美術協会創立会員(37年退会)。43/国画会会員(73年退会)。46/東京美術学校講師。54/教授。61/美術学部長。66/愛知芸大教授・美術学部長。6882/綾杉会展(名古屋画廊)。7077828998200914/名古屋画廊個展。83/逝去(84歳)。2014/「もうひとつの『絵の話』伊藤廉展」(碧南市藤井達吉現代美術館)。

 

 

 
4月15日(水)-4月25日(土) 橋本 博英展
2020-04-06
《丘の上の雲》1996年 30号
没後20年 
橋 本 博 英 展
-温かく清らかな光-
4月15日(水)-25日(土)’20 
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
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没後20年 橋本博英展に寄せて
橋本君とは学生時代から学年は違うが同じ伊藤廉教室だったので、時々顔を合わせていた。その後、黎の会等での発表活動や『私の絵画讃歌』(風媒社)等の著作を介して、橋本流の絵画思考は美術界でそれなりに浸透してきた様だ。今展は、53歳で神奈川県南足柄市に建てたアトリエでの仕事が中心となっている。特に風景画では、そのころから橋本君の主張や画境がより深まっていった。季節感や空気の動きまで映し出している《春めく丘》等の持つ臨場感は、作者が如何に対象と触れ合い、一体化しているかを物語っている。千葉や富山など以前の幅広い取材は、南足柄に移ってからは専ら近辺の自然に集約されていった。身近な主題を幾度も経験する事によって、更に深い感興を呼び起こすという方法で、一層内面の方に向かっていったと云えよう。亦《若葉の山路》等、楚々とした作品は、造形の仕組みも感じさせない柔らかな自然の佇まいが表出されている。絵画の造形性からも超越したいと希っているのか、光と云う事をよく口にしていた。その光は、光の作る様々な陰影や諧調ではなく、画面全体から放射される温かく清らかな光を指しているのだろう。量から質へ、動から静へ、時代は大きく動いているけれども、橋本君も、より澄明で静かな世界を追い続けていた。      笠井誠一(立軌会同人・愛知県立芸術大学名誉教授)
 
略歴:1933/岐阜市生。58/東京芸術大学(伊藤廉教室)卒。67~68/滞欧。69~76/新樹会展。74/上野の森85年の歩み展。74~99/名翔会展(名古屋画廊)。74~98/黎の会展。77~01/和の会展。77~82/具象現代展。79/自選展(富山県民会館美術館)、作品集を刊行。80/国際形象展。83/富山を描く展(富山県立近代美術館)。86/神奈川県南足柄市にアトリエを移す。89/文集『私の絵画讃歌』(風媒社)刊行。94・97・99/個展(名古屋画廊)。97/橋本博英展(高岡市美術館・小川美術館・名古屋電気文化会館<中日新聞社主催>・梅田近代美術館)。2000/逝去(66歳)。07/遺作展(名古屋画廊ほか)。
 
 

 

 

 

 

 
2月14日(金)-2月22日(土)久米 亮子 展
2020-02-07
《blooming air》
久 米 亮 子 展
Air-空-
2月14日(金)-22日(土)’20 
会場:名古屋画廊
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
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《同時開催》
ART NAGOYA 2020
久 米 亮 子 展
Air-空-
2月14日[金]13:00-19:30 プレビュー(プレス、招待者のみ)
15日[土]11:00-19:00
16日[日]11:00-18:00
会場:ホテルナゴヤキャッスル9階
〒451-8551 名古屋市西区樋の口町3-19
TEL:052-521-2121
入場料1,000円
(一般公開日1日間有効/ホテル内割引有り)
お問い合わせ ART NAGOYA 2020 事務局
TEL:052-955-1790 MAIL:info@artnagoya.jp
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略歴:1991/文化庁現代美術選抜展 93・95・97/ビエンナーレまくらざき〈93佳作賞〉 94-08/個展(ギャラリー山口〈東京〉) 97-20 /個展(名古屋画廊) 97/VOCA’97(上野の森美術館) 99/夢広場はるひ絵画展〈奨励賞〉(はるひ美術館)、久米亮子展(はるひ美術館) 02/Art Scholarship 2001〈現代美術賞〉(本江邦夫部門) 05/光りの絵画展(名古屋画廊)10/selective exhibition(ギャラリー28、ギャラリーadargio/シドニー) 11/個展(ハートフィールドギャラリー〈名古屋〉) 12/個展(ART NAGOYA2012) 12・14・16・18/個展(ギャルリー東京ユマニテ〈東京〉)14/アートスイーツコラボ(ヨコハマグランドインターコンチネンタル ホテル) 15/flowers(髙島屋新宿店美術画廊)20/個展(ART NAGOYA2020)
 

 

 

 

 

 
1月29日(水)-2月8日(土)鬼頭鍋三郎と愛知帝展の画家たち展
2020-01-21
鬼頭鍋三郎 《婦人像》 1950年

鬼頭鍋三郎と愛知帝展の画家たち展
1月29日(水)’20-2月8日(土)’20
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊
 

愛知近代洋画壇の幕開け     
1月29日から愛知県美術館ギャラリーで行われる改組新第6回日展の東海展に合わせ、戦前の東海地方の洋画壇を牽引した愛知帝展とゆかりの深い画家たちを紹介する展覧会が名古屋画廊で行われる。
名古屋市出身の鬼頭鍋三郎(1899〜1982)は画家を目指して岡田三郎助に師事すると、1923(大正12)年、松下春雄ら4名で美術グループ「サンサシオン」を結成した。
「サンサシオン」はその後の愛知洋画界に大きな影響を与え、同地域からの帝展作家の輩出に繋がっていく。
鬼頭は戦後、日本藝術院会員、日展理事、光風会理事長などを務め、「舞妓の画家」と形容されるなど人物画で名を馳せた。
今展では鬼頭を中心に、豊川市出身の島田卓二や現在の知立市に疎開していた和田英作らの14点を紹介する。
ぜひこの機会に愛知洋画壇の貴重な歴史に触れてほしい。

               『新美術新聞』(2020年1月21日号)

 

鬼頭鍋三郎略歴:1899/名古屋市生。1923/松下春雄らと洋画グループ・サンサシオンを創立。光風会初入選。岡田三郎助に師事。31/光風会会員。34/帝展〈特選〉。54~55/滞欧。61・64・65・75/個展(名古屋画廊)。63/日本芸術院会員。68/愛知芸大教授。70/光風会理事長。75/日展顧問。80/「鬼頭鍋三郎回顧展」(松坂屋巡回/朝日新聞社主催)。82/逝去(82歳)。84/「特別展郷土の画家たちⅡ鬼頭鍋三郎・伊藤廉展」(愛知県美術館/中日新聞社主催)。88/遺作展、以後99・04・06・11・13・15(名古屋画廊)。91/「鬼頭鍋三郎展」(松坂屋美術館巡回/朝日新聞社主催)。
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改組新第6回日展東海展 1月29日[水]-2月16日[日]’20愛知県美術館ギャラリー(愛知芸術文化センター8階)
日展まちなかギャラリー  https://www.chunichi.co.jp/event/nitten/machinaka.html
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10月30日(金)-1月18日(土)巨匠にみる「絵とは何か」展
2019-11-01
中村彝《婦人像》1922年頃 10F

巨匠にみる「絵とは何か」展
11月29日(金)’19-1月18日(土)’20
10:00a.m.-6:00p.m. 日・祝休廊

*出品予定作家
上村松園、北川民次、熊谷守一、小山敬三、高村光雲、中村彝、菱田春草、前田青邨、牧野義雄、三岸好太郎、村山槐多、山口薫、和田英作、ブールデルら。
(※会期中、展示替えを行います。)

 

中村彝《婦人像》について
婦人の姿をとらえる中村彝の伸びやかな筆致が、よくうかがえる晩年の作品である。表情や衣服が微に入り細に入り描かれているわけではなく、粗く見えるところもあるが、彝の筆が、ここで彼の心の動きと巧みに連動しているようにみえる。それがこの絵にある種の感慨や驚きを喚起して、彼の肖像画の大きな特徴となっている。一方で、色使いは、薄塗りながら洗練されており、画面に奥行と深い味わいを生み出していてすがすがしい。
彝は、不治の病と恐れられていた結核を罹っており、苦しい闘病生活を余儀なくされながら、短い生涯に、いくつかの忘れることの出来ない作品を残した。ミレーやゴッホの影響を受けて「芸術の無限感」を唱え、この作品のように「自然直写」(仏語でドュプレナチュール)を標榜し、いずれもが画面のマチエール(質感)に優れている。
この婦人像は、対看写象によって美しいマチエールを生み人々の心を引き付ける。それは、彼の絵に賭ける情熱のしからしめるところで、その清楚な表情には彼の特色が如何なく発揮されている。この作品を残して彝は37歳で没した。         金原宏行(元豊橋市美術博物館館長)

 

中村彝略歴:1887/茨城県生。1901~04/名古屋陸軍地方幼年学校在学、卒業。15/文展〈二等賞〉。16/文展〈特選〉。20/帝展に《エロシエンコ氏像》(重要文化財)を出品。24/逝去(37歳)。

 

 

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